グループ社会貢献取組方針
第一生命グループは「グループ社会貢献取組方針」を定め、当社グループならではのノウハウやリソースの活用など、独自の価値を提供することにより、社会課題の解決に挑戦しています。
グループ社会貢献取組方針
制定 2016年10月1日
改正 2020年 4月 1日
第一生命グループは、一人ひとりのQOL向上や地域の社会課題解決に貢献することで、国連の持続可能な開発目標(SDGs※)に寄与し、社会とともに持続的に成長することを目指します。
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Sustainable Development Goalsの略
具体的な取組み
グループ会社での社会貢献活動の一部をご紹介します。
国内グループ会社での社会貢献活動
第一生命の社会貢献活動
保健文化賞

厚生労働省などの後援を得て毎年実施しており、2022年で74回を迎えた、第一生命において最も長い歴史をもつ社会貢献活動です。生活習慣病対策・高齢者や障がい者への福祉・海外での医療や疾病対策など、その時代におけるさまざまな課題に継続的に取り組んでこられた団体・個人を顕彰しています。
2022年度は10団体・個人5名の受賞が決定し、これまでの受賞者総数は、722団体、個人372名、合わせて1,094件にのぼります。
第一生命全国小学生テニス選手権大会

「世界に通用する選手育成のためにはジュニアからの強化が重要である」という公益財団法人日本テニス協会の趣旨に賛同し、1983年の第1回より本大会に特別協賛するとともに、当社所有のクレーコート(東京・仙川)を大会会場として提供しています。また2022年に、本コートを屋外型として国内初となるレッドクレーコートに改修したことで、選手育成強化への更なる支援に繋がっています。毎夏、熱戦が繰り広げられる本大会を通して選手たちはフェアプレイの精神・マナー・感謝の気持ちを学びます。2022年で第40回を迎え、これまでに、錦織圭選手、土居美咲選手ら、国際的に活躍する選手を多数輩出しています。
都市の緑3表彰
緑豊かな都市環境やコミュニティづくりに貢献するため、「都市の緑3表彰」(緑の環境プラン大賞、緑の都市賞、屋上・壁面緑化技術コンクール)を支援しています。
取組みの詳細は以下リンクをご参照ください。
環境貢献活動ページ
AED講習の推進

日本において年間7万人の方が心臓突然死で命を失っている現実から、心肺蘇生方法等の一次救命処置の基本やAEDの扱い方を学ぶ、AED講習を定期的に開催し、2018年より新入社員研修でも取り入れています。講習では、心停止から救急隊や医師が対処するまでに行う、一次救命処置や勇気ある行動の重要さを伝えています。生命保険業を営む当社では、一人でも多くの方の命を救う一助となるべく、社員やお客さまへ本講習の受講と継続を推進していきます。
本社所属での社会貢献活動
サステナビリティ向上の推進に向け、各所属が「社会課題解決に向けた活動意義・目的を考え、社会貢献活動に取り組む」という運営趣旨のもと、全ての本社所属において、SDGsの実現に資する、当社グループ重要課題のうち一つ以上を選定のうえ、その社会課題解決に向けて自所属で取り組みたいテーマや取組計画を策定し、年間を通じて所属独自の社会貢献活動を展開しています。
<取組の一例>
■あらゆる人々の健康の増進
AED講習、ゴールドリボンウォーキング、地域や企業と連携した健康啓発取組み
■安心・安全で 住みやすい地域づくり
認知症サポーター講座、清掃活動・地域美化、障がい者支援
■気候変動への対応
ゴミ分別、エコバック・マイボトル活用、エコキャップ活動、電気・紙削減、衣料品リサイクル、打ち水、フードドライブ、植林・植樹支援
支社・営業オフィスでの社会貢献活動
全国の支社や営業オフィスが根差すそれぞれの地域が抱える課題の解決に向け、自治体等との連携を深めながら地域課題解決取組を進めています。具体的には、日々の活動の中での健康診断のおすすめ活動や高齢者見守り、特殊詐欺防止の活動をはじめ、ナショナルセンターと協働した健康啓発セミナーの開催、学校におけるライフサイクルゲームの出張授業等、さらにはお客さまQOL向上につながるイベント開催など、全国各地の地域課題やニーズに寄り添った地域課題解決取組を行っています。


具体的取組みはこちら
つながり・絆ページ
芸術・文化支援活動
芸術分野では、平面美術の領域で国際的に通用する将来性のある40歳以下の若手作家の育成・支援を目的に、上野の森美術館にて開催されている「VOCA展」に第1回(1994年)より協賛しています。過去には福田美蘭、やなぎみわ、蜷川実花らが受賞しており、若手作家の登竜門として高く評価されています。VOCA賞(大賞)作品を所蔵し、日比谷本社1階ロビーや「第一生命ギャラリー」(日比谷本社)で定期的に作品を公開しています。さらに、同ギャラリーにて受賞作家の個展を開催し、受賞後の制作活動を発表する場を提供することで継続した支援を行っています。
音楽分野では、第一生命ホール(東京・晴海)を拠点として活動する認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークを支援しています。
同法人は、ホールでの音楽公演の企画運営、日ごろ音楽ホールに来場しにくい子ども達や福祉施設の方々に良質な音楽をお届けするアウトリーチ活動などを実施しています。
取組みの詳細は以下リンクをご参照ください。
第一生命の社会貢献活動
公益財団法人 国際保険振興会(FALIA)への支援
第一生命が設立し支援している国際保険振興会では、「アジアを中心とした国々においての正しい保険思想の啓発・普及・並びに当該地域の経済発展や社会保障の充実に少しでもお役に立てるように」という考えのもと、海外の保険事業関係者を招いた研修・セミナーを開催しています。また、2014年度からは新たに新興国の留学生を対象とした懸賞論文などを開始し、保険行政および事業を担う人財の育成・教育にも努めています。
金融リテラシー教育の推進

第一フロンティア生命では、ライフサイクルに応じた資産形成の方法や必要性を遊びながら学ぶことができるゲーム、「ライフシミュレーションゲーム Frontier World」を自社開発し、全国の自治体・教育機関・金融機関などと連携しながら、子どもから大人まで幅広い世代に学びの機会を提供することで、「金融リテラシー教育」を進めています。この活動が認められ、2022年2月、文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」の審査委員会優秀賞を受賞しました。
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障がい者の自立支援

ネオファースト生命では、障がい者の支援事業者として協力して、障がい者による手づくり商品の出張販売会を継続的に実施し、障がい者の自立を支援しています。その他、従業員から古本やDVD等を収集して得た売却金を「日本赤十字社」に寄付する等の取組みも行っています。
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<その他グループ会社の取組み>

■アセットガーディアン株式会社
運営を行っている保険相談ショップ「保険deあんしん館」の店舗内で「授乳・おむつ替えスペース」を保険のご相談に関係なく、いつでもどなたでもお使いいただけるよう、地域の皆さまに無料で貸し出しを行っています。

■オー・エム・ビル管理株式会社
「NPO法人 御堂筋・長堀21世紀の会」「御堂筋沿道地権者連絡協議会」「地区整備協会」のメンバーの1社として、地域団体との親密化、具体的な街づくり協議会への参画、イベントやプロジェクトの実施を通して、街の賑わいづくりに貢献しています。

■相互住宅株式会社
「しながわCSR推進協議会」へ参画し、ひとり親家庭を対象に食品等の配送による支援を行っている『品川区「しあわせ食卓事業」』への寄付等を通して、社会に貢献しています。
また、持続可能な社会の実現に向けて「環境基本方針」を制定し、当社所有の不動産における環境認証取得(CASBEE不動産、BELS)等の環境保全にも取り組んでいます。

■第一生命チャレンジド株式会社
障がい者雇用の取組み・障がいのある人が長く働き続けるための工夫・マネジメント層の役割などについて、グループ内外を含め発信しています。また、障がいのある方の見学や実習の受け入れ、障がい者雇用企業間の情報や意見の交換を行うことで、障がい者雇用の促進に貢献しています。
海外グループ会社の社会貢献活動
健康寿命延伸への貢献

プロテクティブ(米国)では、アラバマ大学バーミンガム校と提携して、人々がどのように老化してくのか、どうすれば長生きすることができるのかについての研究支援を行うためにProtective Life Endowed Chair および Healthy Aging&Research Acceleration&Innovation Fundを設立しました。この取り組みを、お客さまのサポートや商品の改善に活用し、お客さまへの長期的な価値の提供を行っていきます。
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健康状態の向上への貢献

TAL(オーストラリア)では、2021年から2022年にかけて、メンタルヘルス白書とオーストラリア全土におけるメンタルヘルスサポートの開発に関する推奨事項についてステークホルダーと協働しています。TALのヘルスサービスチームにより作成されたメンタルヘルス白書は、オーストラリアだけでなく世界の生命保険業界での経験が反映されています。
また、新型コロナウィルスのワクチン接種率を引き上げるため、「ワクチン接種後も生命保険により保障され続けること」を宣伝する“We Have You Covered”キャンペーンを豪大手生命保険会社とともに行いました。
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農村地域の環境改善支援

第一生命ベトナムでは、農村地域の学校にトイレを建設し、水ろ過システムを設置することで、教員・生徒たちにきれいな水と安全なトイレを提供しています。このプロジェクトは2011年にベトナム内で業界初のプロジェクトとして開始され、業界内唯一のプロジェクトとして継続して行っています。
また、農村地域の学校の改修を支援し、子どもたちの学習環境の改善にも取り組んでいます。
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子どもの医療サービス向上支援

第一生命カンボジアでは、信頼性が高く、切実に必要とされている医療サービスを遠隔地の病気の子どもたちに迅速に提供するため、日本の国際医療ボランティア団体である「ジャパンハート」へ寄付を行い、手術費用や移動診療所における活動の支援をしています。過去3年間ですでに269名の患者、7名の小児がん患者を救い、19の移動診療所を提供しました。
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養育施設・子ども教育への支援

第一生命ミャンマーでは、日本の国際医療ボランティア団体である「ジャパンハート」が運営する養育施設「ドリームトレイン」への物資支援、また施設の子どもたちの将来のキャリア形成に繋がるプログラムとして、金融リテラシーや英語、プログラミング教室の提供を通じた支援を行っています。
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農村地域の環境改善支援

スター・ユニオン・第一ライフ(インド)では、農村部が3~5年かけて自立することを目指し、灌漑事業・教育・健康・女性活躍推進などの分野において支援活動を行っています。
また、公衆トイレの保守・監視システムの開発に取り組む大学を支援しています。
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災害被災者への支援

パニン・第一ライフ(インドネシア)では、企業の社会的責任(CSR)の一環として、2021年に発生したジャワ島最高峰のスメル山噴火により甚大な被害を受けた火山災害の被災者に対し、インドネシア保険協議会(DAI)を通じて2500万ルビア相当の寄附を行いました。
医療従事者への支援

オーシャンライフ(タイ)では、新型コロナウイルスに対応する医療従事者を支援するとともに環境保護を推進するため、役職員やパートナー企業と協力し、5万個以上のペットボトルをPPE(個人用防護具)にリサイクルし、野戦病院やワクチン接種会場向けに提供するプロジェクトを実施しました。
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<参考>各グループ会社の社会貢献取組状況
第一生命グループは、すべての人々のwell-beingの実現を目指し、各社で様々な社会貢献活動に取り組んでいます。各社が取り組んでいる社会貢献活動に関連するSDGsの課題は以下の通りです。
