取組みと成果
第一生命では、それぞれの地域に寄り添った課題の解決に向けて、全国1,245の営業オフィスや支社、約3.5万名の生涯設計デザイナーが持つ地域ネットワークを活用しています。2024年3月末において、全国47都道府県と連携協定等を締結、うち43都道府県とは、多分野にわたる協働が可能となる「包括連携協定」を締結しています。市区町村とのつながりも進展し、390を超える市区町村とも「包括連携協定」を締結しています。全国の支社・営業オフィスが、協定締結前から地域に寄り添い、地域課題解決に取り組んできた当社に対する信頼・共感が、多くの自治体との連携につながり、健康増進、高齢者や子育て支援、女性活躍推進、地域活性化などさまざまな地域課題解決取組みを通じて、さらにその連携の絆を深めています。
また、お客さまのQOL向上につながる新たな体験価値を提供していくことを目的に、金融機関や異業種企業とのパートナーシップの拡大を積極的に進めてきました。一人ひとりの価値観が多様化するなか、保険の枠を超えたお客さま体験価値をお届けするために、2022年には、新たなビジネスパートナーと協業し、「家事代行」「ふるさと納税」に関するサービスの紹介を開始しました。
加えて当社では、「つながり・絆」領域の新規取組みとして2023年1月にアイペットホールディングスを子会社化しました。ペットを含むご家族への安心の提供に努め新たな体験価値を創出しています。
中長期に向けた取組み
地域やお客さまの「つながり・絆」をつくる取組みを今後も長期にわたって継続していくために、各地の地域課題解決に資する取組みを社内で共有し、アイデアや知見を取り込むことで、新たな体験価値につながる取組みを推進していきます。また、自治体やビジネスパートナーとの協働・共創を通じて、お客さまの日常に寄り添い、保険の枠にとらわれることなくお客さまのwell-being実現と社会課題の解決を果たすことで、「つながり・絆」の連鎖が生まれ、当社グループの社会価値ならびに経済価値の創出にもつながっていくと考えます。
