資産寿命の延伸

目指す姿

グループの強み・ノウハウを結集し、新たな取組みにチャレンジすることで、資産形成・承継領域での独自の顧客体験価値(CX)を確立しすべてのお客さまの日常にwell-beingをお届けします。

課題・背景

7割もの人が老後生活資金を不安視しているといわれている一方で、約6割の人が老後生活資金の計画を持っていないこと、リスク性資産の購入経験がある人は2~3割でそのうち約2割は、商品性について理解不足であることなどから、金融リテラシーが大きく不足している状況となっています。
リアル・デジタルの両面からお客さまの一生涯(現役~高齢期)にわたる資産の形成・継承をサポートすることであらゆる人々の資産寿命の延伸すること、またこれの基礎となる金融リテラシーの向上は人生100年時代の安心できる老後のためには必須であり、これの実現に向けて取組んでいきます。

高齢社会における資産形成・管理

人生100年時代の到来に伴って人々の老後資金に対する不安は一層高まっており、自助努力による老後の資産形成や資産寿命の延伸が社会課題として認識されています。こうした環境のなかで、「一生涯のパートナー」としてお客さまの豊かな生活をサポートしていくためには、資産形成の積立期からリタイア後の資産寿命の延伸、次世代への資産承継といったお客さまの人生設計に継続的に寄り添い、お客さま一人ひとりに最適なソリューションを提供していくことが必要だと考えています。
当社グループはこれまで、個人向け貯蓄事業、団体年金事業、アセットマネジメント事業、銀行窓販事業、投信窓販事業など、資産形成・承継に関連するそれぞれの事業領域において強みやノウハウを蓄積してきました。
社会課題に立ち向かい、お客さまの人生に一層寄り添っていくためには、そうしたグループの強みやノウハウを結集し、有機的に補完しながら、グループ全体として新たな価値を創出していく必要があります。また商品・チャネル戦略などそれぞれの戦略をパーツごとに推進するのではなく、資産形成・承継領域を一気通貫したバリューチェーン一体運営のもと、お客さま目線でより利便性の高いサービスを展開していくことが重要だと考えています。

こうしたバリューチェーン一体運営を実現し、社外との連携を通じてデジタルによる資産管理など当社グループに足りていない機能についてもスピード感をもって補強することで、新たな価値創出の基盤を築きたいと考えています。特にこれまで取組みが不足していたデジタル起点の資産形成サービスの提供により、若年層など新たなお客さまとの接点拡充や既存のお客さまへのより身近なサポートを実現し、また既存の対面チャネルとも融合することで、当社グループ独自の資産形成・承継領域におけるCXを確立していきます。
資産形成・承継領域においてこうした新たな取組みに積極的にチャレンジすることで、当社グループの変革を加速していきます。また、当社グループの強みの結集のもと、これまで主軸であった「保障」に加え、「資産形成・承継」からのCXも大きく充実させていくことで、お客さまの日常のwell-beingや社会課題の解決を目指していきます。

具体的な取組

身近な日常からの資産形成サポート

DCのサプリ

第一生命では、デジタルツールを通じた身近な資産形成サポートとして、確定拠出年金のご加入者さまを対象にスマートフォン向けアプリ「DCのサプリ」を提供しています。「DCのサプリ」では、年金資産の見える化、ロボットアドバイザー機能を搭載したリスク属性ごとの資産配分の例示、目標達成に向けた必要な利回り算定などを通じて、投資教育や老後の資産形成の支援を行っています。今後、公的年金・企業年金なども含めた老後の収入・支出を見える化するアプリ「年金ダッシュボード(未来設計ボード)」の提供も企画しており、お客さまの資産形成や資産寿命の延伸を一層サポートしていきます。
また、お客さまとのさらなる関係性構築に向けて、顧客口座機能や資産管理ツールなど新たなサービスの展開も検討しています。既存の対面チャネルでのサポートと併せて、こうした身近なツールも活用することで、お客さまへの新たな体験価値の創出を加速していきます。

第一フロンティア生命が果たす役割

当社グループでは、第一フロンティア生命を通じて、お客さまの資産形成に貢献する商品を豊富なラインアップで販売しています。2019年度は、毎月一定額を払って資産形成ができる平準払外貨建商品や、運用期間中の死亡保障・解約返還金を抑えることで、運用期間満了時の受取額を増やすことができる一時払外貨・円貨建商品など、お客さまの資産寿命の延伸に貢献する商品を機動的に開発・販売しました。
また、同社は全国200以上の金融機関をはじめとする代理店に加え、第一生命の生涯設計デザイナー経由でも商品を提供しており、丁寧なコンサルティングを通じて幅広いお客さまの資産形成を支援しています。なお、外貨建商品の提案にあたっては、お客さまに寄り添った丁寧でわかりやすい説明が必要であることから、商品の特徴をわかりやすくお伝えするお客さま向け説明ツールの充実や、代理店販売員のコンサルティングスキル向上に向けた同社独自の研修の提供を進めています。このような商品・サービスの充実を通じて、人生100年時代の課題の解決に貢献しています。

第一フロンティア生命の保有契約件数の推移
豊富な商品ラインアップ

商品提供機能の拡充

資産形成・承継領域でのお客さまの多様なニーズにお応えするために、保険以外の領域も含めた商品ラインアップの拡充を企画しています。NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などの優遇税制を活用した商品の展開や、超低金利環境を踏まえた運用実績還元型商品の開発など、お客さまの資産形成・承継ニーズに柔軟に対応できる商品・サービスの検討を進めています。ライフスタイルが多様化するなか、提供する商品やコンサルティング機能の強化を通じて、お客さま一人ひとりにあった最適なソリューションを提供していきます。

商品提供機能の拡充

また、お客さまに資産形成・承継領域での体験価値を提供するうえでは、グループの強みを結集することも重要だと考えています。グループ会社のアセットマネジメントOneや業務提携先のジャナス・ヘンダーソンなどの資産運用力、第一フロンティア生命の外貨・変額保険の商品開発力、第一生命の対面チャネルでのコンサルティング力など、当社グループが培ってきた強みやノウハウを有機的に結び付け、グループ一体となってお客さまの豊かな生活をサポートしていきます。

グループ一体

企業向け年金商品の機動的な開発

第一生命では、確定給付企業年金のお客さまに向けて資産運用ニーズに応じた最適なソリューションを提供するため、積極的に新商品を開発しています。市場環境に応じてリスクを機動的にコントロールする「特別勘定特約第2総合口」などに加え、2020年4月からは、お客さまごとに運用戦略をカスタマイズできる「特別勘定第2特約」も発売しました。
また、確定拠出年金のお客さまに向けては、ロボットアドバイザーが加入者属性に応じて資産配分を例示するサービスを提供するなど、「資産寿命の延伸」支援に取り組んでいます。

2014年4月以降に発売した特別勘定特約の受託残高の推移

金融ジェロントロジーを活用したサービス向上

金融ジェロントロジー研修 金融ジェロントロジー研修

第一フロンティア生命では、ご高齢のお客さまに寄り添ったサービスを提供するため、金融ジェロントロジー※2の社内教育や代理店への研修を推進しています。
代理店向けに独自に開発した「金融ジェロントロジー研修」では、認知症の基礎知識に加え、自然な会話のなかから相手の認知機能をチェックする方法や高齢者特有の心理の留意点などを紹介するプログラムを盛り込んでおり、各代理店への提供を進めています。

  • ※2
    高齢者の経済活動、資産選択など、長寿・加齢によって発生する経済課題を、経済学を中心に関連する研究分野と連携して、分析・研究し、課題の解決策を見つけ出す新しい研究領域。日本語では金融老年学と訳される。

金融リテラシー教育

「ライフシミュレーションゲーム Frontier World」のトライアル授業 「ライフシミュレーションゲーム
Frontier World」のトライアル授業

第一フロンティア生命では、次世代を担う学生の金融経済リテラシーの向上をサポートするために、早稲田大学で「金融経済教育寄附講座」を実施しています。また、子ども金融教育向けに開発した「ライフシミュレーションゲーム Frontier World」のトライアル授業を姫路市の小学校で実施し、今後は全国で展開していく予定です。

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