サステナビリティ推進体制

当社グループでは、持続的社会の実現に向けた取組みを力強く推進するために、「グループサステナビリティ推進委員会」を中心としたサステナビリティ推進体制を構築しています。2023年4月には「Chief Sustainability Officer(CSuO)」を新設し、グループサステナビリティ戦略を推進する職責を担うとともに、グループサステナビリティ推進委員会の委員長を務めています。気候変動対応を含めた各種取組みは、委員会での議論を経て定期的に経営会議・取締役会に報告され、取締役会の監督を受けています。また、役員報酬の業績連動型株式報酬の一部に、CO2排出量削減の進捗に関する指標を含むサステナビリティ基準を組み入れています。

統合報告書 PDF

体制図

グループサステナビリティ推進委員会

グループサステナビリティ推進委員会では、サステナビリティに関するグループ方針・戦略や対外コミットメントを含む効果的な情報発信の検討、グループ各社における取組遂行状況のモニタリングなどについて、複数の外部有識者の意見も踏まえ、グループ横断的かつ中長期的な視点で議論しています。当委員会にて議論された内容は経営会議・取締役会に報告しています。

直近の議題

開催月 概要
2022年6月
  • 「保障」「資産形成・承継」領域での社会課題解決
  • ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進
  • 気候変動開示の拡充
2022年9月
  • 「健康・医療」領域での社会課題解決
  • 生命保険ビジネスを通じたサステナビリティ推進
2022年12月
  • 「つながり・絆」領域での社会課題解決
  • D&Iをはじめとする人財戦略の推進
  • 外部ESG評価の振返りと今後の課題
2023年3月
  • 「健康・医療」領域での社会課題解決
  • 人権デューディリジェンスの取組状況
  • 気候変動への対応状況と今後の課題
  • サステナビリティ推進体制
2023年5月
  • サステナビリティ取組みと事業活動の位置付け
  • 第一生命のトランジション・ファイナンスに関する取組み
  • 気候変動開示の拡充(移行計画)

外部有識者

主な外部有識者

石川善樹氏 公益財団法人Wellbeing for Planet Earth 代表理事
星野俊也氏 大阪大学大学院ESGインテグレーション 研究センター長
Peter David Pedersen氏 株式会社イースクエア 共同創業者
NPO法人NELIS 代表理事
  • 各回のテーマに応じて、適宜ご参加いただいています

~外部有識者からのメッセージ~

公益財団法人Wellbeing for Planet Earth 代表理事
石川善樹氏

東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士号(医学)を取得。予防医学研究者。専門は予防医学、行動科学、計算創造学、概念進化論など。「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマとして企業や大学と学際的研究を行う。

石川善樹

私は2021年度より、外部有識者の一人として、グループサステナビリティ推進委員会に参画しています。第一生命グループは、「Protect and improve the well-being of all(すべての人々の幸せを守り、高める。)」をビジョンとして掲げ、持続的な企業価値向上に取り組んでいます。当委員会のなかでも、このビジョンに向けて、価値創造ストーリーやマテリアリティの整理、事業との接続などを積極的に議論してきました。その成果は、Dow Jones Sustainability Indices等の指標において、他社との比較のなかで、第一生命ホールディングスのサステナビリティ推進状況が客観的にご覧いただけるかと思います。
さらに今後は、第一生命グループが独自性(競争優位性)を発揮し、いかに財務KPIおよび非財務KPI双方の達成を目指していくのかを、ステークホルダーの皆さまに分かりやすい形でお伝えできるよう努力を重ねることが強く期待されています。言うまでもなく、第一生命グループは創業以来「相互扶助の精神」を大切にしてきました。引き続き、ステークホルダーの皆さまとの対話・連携を通じて、人・社会・地球の「Sustainable well-being」実現に向けて着実に歩んでいきたいと思います。皆さまからの多くの率直なフィードバックを期待しております。

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