環境に配慮した不動産投資

環境に配慮した不動産投資

全国に277棟(2021年3月末時点)の投資用不動産を所有している第一生命では、建物のハード・ソフト面の両観点から省エネに取り組んでいます。ハード面においては、新築・改修・建替えに際し、高効率機器の導入により環境性能の向上を図るとともに、建物の緑化にも努めています。また、日常の管理運営によるソフト面においても、(株)第一ビルディングをはじめとする管理会社と連携のうえ継続的な改善を実施し、省エネ効果を上げています。

木造オフィスビルの開発

地球環境にもやさしく、地域経済や林業・木材産業の活性化にも寄与する素材である木材を利用した木造建築は、国内外で注目が高まっています。当社では生命保険業界として初めて、中層木造オフィスの開発を行っております。使用する木材はオフィスを開発予定地の宇都宮氏近辺の栃木県、福島県産を主とした国産材を使用する予定であり、本開発は地産木材の利用による地方創生・地域活性化への貢献にもつながります。また竣工後の建物は。東西・南北方向への自然換気を可能とするなど、感染対策にも配慮した計画とするほか、木そのものに囲まれた空間形成や、バルコニー・屋外階段を積極的に利用する施設計画とすることで、施設利用者のQOL向上や健康増進、コミュニケーションの活性化を図ります。
その他にも東京都中央区京橋における木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの計画を検討しており、持続可能な社会の実現に向けて貢献を続けていきます。

  • 2020年11月24日時点、当社自己調査に基づく

SETAGAYA Qs-GARDEN

豊かな緑に囲まれた第一生命グラウンド(9ha、東京ドーム約2個分)の敷地に、スポーツ施設、ファミリー向け分譲マンション、クリニックモール、学生向け住宅、サービス付き高齢者向け住宅、地域コミュニティ施設等を配置。様々なパートナーとともに、多世代の住民が豊かに交流しながら健康的に暮らし続けられるまちづくりを目指しています。
敷地内の道路や建物の配置を工夫することで、既存の緑を活かした広場や公園を確保。地域のみなさまにも開放し、健康・スポーツ等のイベント開催などを通じて地域のコミュニティを盛り上げ、地域活性化につなげていきます。
住む人はもちろん、地域も、地球も、すべてをしあわせに。
『SETAGAYA Qs-GARDEN』は、私たちが考える第一生命らしいまちづくりを目指します。

建物の緑化推進

グループ中核会社の第一生命では、20年以上前から保有不動産において建物の緑化を進めています。
1995年に竣工したアクロス福岡(福岡県福岡市)では、都市の中での豊かな環境ストックの創出を目指し、建物を一つの山に見立てて、「ステップガーデン」と呼ばれる階段状の屋上庭園に約80種類37,000本の樹木を植栽。その後の補植や野鳥が運んだ種の自生等により、現在では約200種類までに樹種が増え、新たな生態系を生み出し、自然の山の様になったその姿は、地元の人たちから「アクロス山」と呼ばれ親しまれています。また、天然の水循環(雨水)による植生管理やビル内飲食店舗から排出される廃棄物を有機肥料に生成する等、循環型社会形成も意識して維持・管理をしています。

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