特集
QOL向上への貢献
「保障」
~メコン地域への展開~
保険の普及を通じてアジア新興国における生活の安定に貢献
第一生命グループは2007年のベトナムでの事業開始以降、アジア新興国に積極的に展開してきました。
今後、若年層が多い人口構成や潜在的な経済成長などを背景に、本格的な保険の普及が期待されるカンボジアや
ミャンマーへ積極的な取組みを推進し、保険普及を通じた国民生活の安定へ貢献していきます。
課題認識
アジア新興国では、公的保障制度が整備途上にあり、万が一の時の国民の生活は先進国と比較して不安定な状況にあります。こうしたなか、生命保険は公的保障制度を補完し、万が一の時の経済的保障や資産形成の手段として徐々に普及してきました。しかしながら、依然として各国の保険普及率は相対的に低水準にあり、万が一の時の備えが不足しているのが現状と考えています。
保険深度(収入保険料/GDP)
第一生命グループが果たす役割
~生命保険を通じて長期的な安心を提供~
課題認識に基づき、当社グループは、アジアの新興国に積極的に展開し、各国において最適な商品を最適なチャネルで提供することにより、生命保険を通じた長期的な安心を提供することができるものと考えています。これに加えて、生涯設計や健康増進の必要性についても、各国において普及・浸透させていくことで、これまで以上に国民生活の安定に貢献できるものと考えています。
これまでの経験・ノウハウを最大限活かして
当社グループのメコン地域における取組みとして、2018年3月に日系の生命保険会社として初めてカンボジアに子会社を設立し、2019年4月に営業を開始しています。
また、ミャンマーでは2019年4月に日系の生命保険会社として唯一、100%子会社形態での事業仮認可を取得した後、5月には準備会社を設立し、現在、営業開始に向けた取組みを推進しています。
こうした取組みに際しては、第一生命ベトナムが培ってきたメコン地域におけるノウハウの提供に加え、アジア地域における生命保険会社の事業管理を担当する地域統括会社(シンガポール)による支援を最大限に活用することが、各国の事業運営本格化に大きく寄与しています。
具体的には、マーケティング手法、アクチュアリーやリスク管理機能のノウハウ提供、システム基盤の構築などに対する支援が行われています。
今後もこれまでのアジア新興国における経験やノウハウを最大限に活かすことで、メコン地域や各国における生命保険の普及を通じた国民生活のさらなる安定に加え、生命保険業界の発展を通じた各国経済の成長にも貢献していきたいと考えています。