決算の概況および業績予想・第1四半期

経営成績の概況

当第1四半期連結累計期間における経常収益は、保険料等収入1兆8,285億円(前年同期比0.9%減)、資産運用収益1兆166億円(同0.1%増)、その他経常収益1,500億円(同5.4%増)を合計した結果、前年同期に比べ81億円減少し、2兆9,952億円(同0.3%減)となりました。経常収益の減少は、第一生命保険株式会社における保険料等収入の減少等が主な要因であります。
一方、経常費用は、保険金等支払金1兆7,457億円(同2.9%増)、責任準備金等繰入額5,426億円(同27.4%減)、資産運用費用1,714億円(同8.5%増)、事業費2,475億円(同17.8%増)、その他経常費用794億円(同4.0%増)を合計した結果、2兆7,867億円(同3.5%減)となりました。経常費用の減少は、第一フロンティア生命保険株式会社における責任準備金等繰入額の減少等が主な要因であります。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ930億円増加し、2,084億円(同80.6%増)となりました。また、経常利益に、特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した親会社株主に帰属する四半期純利益は1,352億円(同100.9%増)となりました。

財政状態の概況

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、69兆7,869億円(前連結会計年度末比3.3%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が52兆9,213億円(同2.2%増)、貸付金が4兆9,064億円(同4.0%増)、有形固定資産が1兆2,287億円(同0.4%増)、再保険貸が1兆9,987億円(同7.9%増)であります。
負債の部合計は、65兆9,112億円(同3.5%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は58兆8,866億円(同3.0%増)となりました。純資産の部合計は、3兆8,757億円(同0.2%減)となりました。
純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は1兆6,844億円(同2.9%減)となりました。

今後の見通し

2025年3月期の連結業績予想につきましては、2024年5月15日の決算短信で公表した連結業績予想から変更しておりません。