決算の概況および業績予想・第3四半期

経営成績の概況

経常収益は、保険料等収入5兆1,065億円(前年同期比10.5%減)、資産運用収益2兆3,099億円(同28.1%増)、その他経常収益4,232億円(同62.8%増)を合計した結果、前年同期に比べ723億円増加し、7兆8,397億円(同0.9%増)となりました。経常収益の増加は、第一生命保険株式会社とProtective Life Corporationにおける資産運用収益の増加等が主な要因であります。
一方、経常費用は、保険金等支払金4兆7,956億円(同3.8%減)、責任準備金等繰入額9,785億円(同15.6%減)、資産運用費用5,307億円(同49.4%増)、事業費7,253億円(同10.7%増)、その他経常費用2,517億円(同6.8%増)を合計した結果、7兆2,820億円(同1.5%減)となりました。経常費用の減少は、第一フロンティア生命保険株式会社における責任準備金等繰入額の減少等が主な要因であります。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ1,837億円増加し、5,576億円(同49.1%増)となりました。また、経常利益に、特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した親会社株主に帰属する四半期純利益は3,537億円(同62.3%増)となりました。

財政状態の概況

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、68兆5,404億円(前連結会計年度末比1.5%増)となりました。
主な資産構成は、有価証券が52兆9,325億円(同2.2%増)、貸付金が4兆9,478億円(同4.8%増)、有形固定資産が1兆2,115億円(同1.1%減)、再保険貸が1兆9,217億円(同3.7%増)であります。
負債の部合計は、64兆6,527億円(同1.6%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は58兆2,423億円(同1.9%増)となりました。
純資産の部合計は、3兆8,876億円(同0.1%増)となりました。純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は1兆7,007億円(同1.9%減)となりました。

今後の見通し

2025年3月期の連結業績予想は、経常収益については、第一生命保険及び米プロテクティブ社において、資産運用収益の増加を見込むこと等から、前回発表予想と比較して増加する見込みです。経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、グループ修正利益については、第一生命保険において利息配当金収入の増加を見込む他、ベネフィット・ワンの買収に関連する無形資産償却額が減少したこと等から、前回発表予想と比較して増加する見込みです。

2025年3月期の連結業績予想(2024年4月1日~2025年3月31日)

(%表示は、対前期増減率)

経常収益 経常利益 親会社株主に
帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
通期

百万円

10,192,000

マイナス7.6

百万円

688,000

27.6

百万円

385,000

20.0

円 銭

418.36

詳細については、「業績予想に関するお知らせ」をご覧ください。