決算の概況および業績予想・第1四半期

経営成績の概況

当第1四半期連結累計期間の経常収益は、保険料等収入1兆8,455億円(前年同期15.0%増)、資産運用収益1兆155億円(同3.8%増)、その他経常収益1,423億円(同53.9%減)を合計した結果、3兆34億円(同3.9%増)となりました。経常収益の増加は、第一フロンティア生命保険株式会社において、販売が好調に推移したことによる保険料等収入の増加等が主な要因であります。
一方、経常費用は、保険金等支払金1兆6,957億円(同14.0%減)、責任準備金等繰入額7,476億円(前年同期は20億円)、資産運用費用1,579億円(同61.1%減)、事業費2,102億円(同13.1%増)、その他経常費用764億円(同54.2%減)を合計した結果、2兆8,879億円(同5.7%増)となりました。経常費用の増加は、第一フロンティア生命保険株式会社における責任準備金等繰入額の増加等が主な要因であります。
この結果、経常利益は1,154億円(同27.4%減)となりました。また、経常利益に、特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税及び住民税等、並びに法人税等調整額を加減した親会社株主に帰属する四半期純利益は、673億円(同24.7%減)となりました。

財政状態の概況

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、63兆7,229億円(前連結会計年度末比3.4%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が48兆8,305億円(同4.5%増)、貸付金が4兆4,500億円(同2.3%増)、有形固定資産が1兆2,387億円(同0.1%減)、その他資産が2兆9,873億円(同4.5%増)であります。
負債合計は、60兆6,043億円(同2.8%増)となりました。主な負債の構成は保険契約準備金が55兆1,872億円(同1.7%増)、その他負債が3兆535億円(同29.2%増)となりました。
純資産合計は、3兆1,185億円(同16.9%増)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、1兆2,021億円(同62.4%増)となりました。

今後の見通し

2024年3月期の連結業績予想につきましては、2023年5月15日の決算短信で公表した連結業績予想から変更しておりません。