決算の概況および業績予想・第2四半期

経営成績の概況

当第2四半期連結累計期間の経常収益は、保険料等収入3兆6,822億円(前年同期比11.9%増)、資産運用収益1兆6,174億円(同5.8%減)、その他経常収益2,369億円(同61.2%減)を合計した結果、5兆5,367億円(同1.5%減)となりました。第一フロンティア生命保険株式会社において、前期より海外金利の上昇基調を受けて販売好調であった外貨建て保険に加え、円建て指数連動型年金も販売が好調に推移したこと等により保険料等収入が増加したものの、第一フロンティア生命保険株式会社やProtective Life Corporationにおいて、責任準備金戻入額の剥落によるその他経常収益の減少を主な要因として経常収益は微減となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金3兆3,604億円(同7.8%減)、責任準備金等繰入額1兆756億円(前年同期は201億円)、資産運用費用2,477億円(同72.7%減)、事業費4,347億円(同8.3%増)、その他経常費用1,535億円(同62.7%減)を合計した結果、5兆2,721億円(同2.1%減)となりました。第一フロンティア生命保険株式会社において、外貨建て保険の販売が好調に推移したことによる危険準備金や外貨標準責任準備金の積増し負担増加や、為替市場における円安の進展に伴う円貨ベースでの責任準備金の増加等で、責任準備金等繰入額が大幅に増加したものの、Protective Life Corporationにおいて、金融市場環境の変化に伴い売買目的有価証券運用損益が前年同期から大幅に改善されたこと等による資産運用費用の減少を主な要因として、経常費用は減少となりました。
この結果、経常利益は2,645億円(同12.0%増)となりました。また、経常利益に、特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税及び住民税等並びに法人税等調整額を加減した親会社株主に帰属する中間純利益は1,574億円(同31.1%増)となりました。

財政状態の概況

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、65兆3,974億円(前連結会計年度末比6.1%増)となりました。
主な資産構成は、有価証券が50兆1,468億円(同7.4%増)、貸付金が4兆7,450億円(同9.1%増)、有形固定資産が1兆2,463億円(同0.5%増)、再保険貸が1兆8,535億円(同14.1%増)であります。
負債合計は、62兆3,930億円(同5.8%増)となりました。また、負債の大部分を占める保険契約準備金は56兆6,294億円(同4.3%増)となりました。
純資産合計は、3兆44億円(同12.9%増)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、主に第一生命保険株式会社において、国内株式及び外国株式の含み益が増加したこと等から9,446億円(同27.6%増)となりました。

今後の見通し

2024年3月期の連結業績予想につきましては、2023年5月15日の決算短信で公表した連結業績予想から変更しておりません。