セグメント情報

セグメント別経常収益 構成比

セグメント別経常収益 構成比

① 国内保険事業

国内保険事業における経常収益は、第一フロンティア生命保険株式会社において、前期より海外金利の上昇基調を受けて販売好調であった外貨建て保険に加え、円建て指数連動型年金も販売が好調に推移したこと等により保険料等収入が増加したものの、第一フロンティア生命保険株式会社において、前年同期におけるDai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.への出再に伴う責任準備金戻入額の剥落等によりその他経常収益が減少したこと等を主な要因として、前年同期に比べて3,469億円減少し、4兆3,372億円(前年同期比7.4%減)となりました。セグメント利益は、主に第一フロンティア生命保険株式会社において、外貨建て保険の販売が好調に推移したことによる危険準備金や外貨標準責任準備金の積増し負担増加や、為替市場における円安の進展に伴う円貨ベースでの責任準備金の増加等で、責任準備金等繰入額が大幅に増加したこと等を主な要因として、前年同期に比べて298億円減少し、1,744億円(同14.6%減)となりました。

② 海外保険事業

海外保険事業における経常収益は、Protective Life Corporationにおいて、前年同期における金融市場環境の変化に伴う責任準備金戻入額の剥落によりその他経常収益が減少したこと等を主な要因として、前年同期に比べて727億円減少し、1兆6,212億円(前年同期比4.3%減)となりました。セグメント利益は、TAL Dai-ichi Life Australia Pty Ltdにおいて2022年8月に買収完了したTAL Life Insurance Services Limited(旧Westpac Life Insurance Services Limited)の事業が好調に推移したこと、2022年11月に買収完了したニュージーランドのPartners Group Holdings Limitedにおける利益貢献、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.における前年同期のグループ内再保険に伴う売買目的有価証券運用損の剥落による資産運用費用の減少等により、前年同期に比べて842億円増加し、865億円のセグメント利益(前年同期は23億円)となりました。

③ その他事業

その他事業においては、第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社等、当社グループ会社からの配当金収入が減少したこと等により、経常収益は前年同期に比べて642億円減少し、2,094億円(前年同期比23.5%減)となり、セグメント利益は前年同期に比べて661億円減少し、1,964億円(同25.2%減)となりました。