海外生命保険事業

「CONNECT 2020」の戦略

海外生命保険事業では、生命保険業を通じて各国が抱える社会課題の解決や、人々の生活の安定に寄与することを目指します。
プロテクティブやTALが展開する先進国市場では、チャネル多様化と新たな成長機会を追求して安定した利益貢献を目指す一方、アジア新興国市場では、トップラインに軸を置き、既存の販売チャネルの強化や、新たなビジネスパートナーとの協業などにより市場シェアの拡大を目指します。また、新たなアジア圏での成長機会に対しても、域内グループ会社の知見・リソースを活用し、効率的な事業展開を推進します。

海外生命保険事業
新契約価値合計

グラフ:海外生命保険事業 新契約価値合計

海外生命保険事業
修正利益合計

グラフ:海外生命保険事業 修正利益合計

「CONNECT 2020」の取組み

図:安定市場/お客さま、ビジネスパートナーへのCONNECT

今後も持続的な成長を堅持し、
海外生命保険事業の
利益成長を牽引

プロテクティブ

Protective

リテール事業と買収事業の相乗効果による独自のビジネスモデルで高い利益成長を継続

米国全土で事業を展開し、リテール事業(生命保険・個人年金)での資本創出と、その収益を活用した保険契約ブロックの買収事業による事業規模拡大という特徴あるビジネスモデルで持続的な成長を実現しています。
今後も新たな提携先の強化・拡大や、新規買収によるさらなる利益成長を目指します。

プロテクティブのビジネスモデル

図:プロテクティブのビジネスモデル

TAL

TAL

顧客のニーズに応じた商品・チャネルの多様化でオーストラリアにおける
リーディングポジションを維持

保障性商品に特化した戦略を推進し、リテール、団体保険、ダイレクトの販売チャネルを効果的に活用することにより、オーストラリアの保障性市場において、保有契約年換算保険料ベースで2013年以降、首位を維持しています。
今後も、販売チャネルの強化に加え、ブランド認知度の向上や商品の多様化、顧客サービスの改善を推進し、堅調な成長を目指します。

TALの販売チャネル

  • リテール
    銀行系チャネルを含むアドバイザーチャネルでの販売拡大
    顧客のライフサイクルに即した商品の提供
  • 団体保険
    既存団体との長期的なパートナー関係の構築
    既存団体と連携・協働した商品投入による取引深耕
  • ダイレクト
    他業種の顧客基盤を活用した提携販売の推進(オンライン直販チャネルのプラットフォームを通じたQantas航空との販売など)
    提携先とのデジタルマーケティングを活用した販売拡大
図:成長市場/お客さま、ビジネスパートナーへのCONNECT

トップラインに軸を置き、
チャネルの強化などによって
各国における市場シェアを拡大

第一生命ベトナム

第一生命ベトナム

市場を上回る高成長により、初年度保険料ベースでシェアトップ3

経済発展や生活の多様化に合わせ、戦略的に商品を展開するとともに、個人代理人チャネルのさらなる増強とチャネルの多様化にも取り組むことで、市場シェアを着実に拡大しており、今後も持続的な成長を目指します。

ベトナム郵便、現地銀行との独占販売契約により、ベトナム全土を網羅する販売拠点網を構築

ベトナム郵便、現地銀行との独占販売契約により、
ベトナム全土を網羅する販売拠点網を構築

  • スター・ユニオン・第一ライフ

    スター・ユニオン・第一ライフ
    協業強化などにより
    銀行窓販を拡大
    合弁パートナーとのさらなる協業、ホールセラーの強化、営業職員(固定給)チャネルにおける高能率職員の育成など、トップラインと収益力のさらなる成長を目指します。
  • パニン・第一ライフ

    パニン・第一ライフ
    個人代理人数の拡大と
    銀行窓販の販売モデルの
    確立・強化に注力
    個人代理人の陣容拡充、銀行チャネル販売員の教育体制整備・活動管理などによるチャネル強化を継続し、収益性の向上を目指します。
  • オーシャンライフ

    オーシャンライフ
    採用・育成の強化などにより
    個人代理人チャネルを強化
    個人代理人チャネルにおける新人採用・育成の継続、その担い手となるリーダー層の拡充や職域開拓など、将来の成長のための基盤整備を通じて、持続的な成長を目指します。
図:アーリーステージ/お客さま、グループ各社へのCONNECT

中長期的な成長が見込める
メコン地域での
事業開始に向け
取組みを本格化

中長期的な経済成長、生命保険市場の拡大が見込まれるメコン新興国への早期進出により、先行者メリットを享受するとともに、地域統括会社や第一生命ベトナムの知見・リソース活用による効率的な事業運営を推進し、さらなる成長を目指します。
なお、カンボジアでは2018年3月に、日本の生命保険グループとして初めて子会社を設立し、生命保険事業の開始に向けた準備を進めています。

図:中長期的な成長が見込めるメコン地域での事業開始に向け取組みを本格化
  • 8.働きがいも経済成長も

    保険普及等による
    生活の安定