第一生命ホールディングス

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)

貸借対照表は、その会社の決算期末における財政状態を明らかにするために、全ての資産・負債および純資産を記載しているもので、左側が「資産の部」、右側が「負債の部」「純資産の部」となっています。
資産: 一定時点で経営資金の循環中にあるもの
 負債:債務(および債務と同じく将来資産が減少しまたは役務の提供を必要とするもの)
純資産:資産と負債の差額
貸借対照表では、左側の「資産の部」の合計額と、右側の「負債の部」「純資産の部」の合計額が一致しています。
生命保険会社の貸借対照表も、その財政状態を表していることでは、一般の企業と同じです。しかし、生命保険会社の性格上、一般の企業と異なる点があります。
主な特徴としては、(1)貸借対照表の左側に記載されている「資産」は、一般の企業のように流動・固定の区分ではなく、銀行と同様、どのように運用しているのかがわかるように資産運用の形態(現金および預貯金、金銭の信託、有価証券、貸付金など)により区分していること、(2)貸借対照表の右側に記載されている「負債」は、一般の企業のように流動・固定の区分をせず、また、その大部分が将来の保険金などの支払いを確実に行うための責任準備金などであること、などがあげられます。

出典 : (社)生命保険協会発行「生命保険会社のディスクロージャー虎の巻2007年版」より