第一生命ホールディングス

責任準備金等繰入額(せきにんじゅんびきんとうくりいれがく)

生命保険会社特有の決算手続きとして、責任準備金及び支払備金については、毎期年度末(3月末)に、前年度計上額を一旦全額戻入し、当年度の必要額を新たに全額繰り入れる方法(洗い替え方式)により積み立てられます。損益計算書の表示は、(繰入額-戻入額)の差額で表示されますので、繰入額が戻入額を上回る場合には、責任準備金繰入額・支払備金繰入額として表示され、戻入額が繰入額を上回る場合には、責任準備金戻入額・支払備金戻入額として表示されます。
*社員(契約者)配当金積立利息繰入額
社員(契約者)配当金の支払方法のうち、契約応当日から利息をつけて保険会社に積み立てておく方法による社員(契約者)配当金は、契約の消滅または契約者の支払請求などにより実際の支払いが行われるまで社員(契約者)配当準備金の中に利息をつけて留保されます。社員(契約者)配当金積立利息繰入額は、社員(契約者)配当準備金に繰り入れる当年度の利息による増加額を計上します。

出典 : (社)生命保険協会発行「生命保険会社のディスクロージャー虎の巻2007年版」より