第一生命ホールディングス

社会・環境への取組み

基本的な考え方~第一生命グループの社会課題解決~

第一生命グループは、社会性・公共性の高い生命保険事業を通じて、豊かで安心感あふれる生活・社会づくりに努めつつ、「良き企業市民」として地域・国際社会とともに持続的に発展することを目指します。
当社グループは生命保険事業と親和性のある3つのテーマを掲げ、当社グループならではのノウハウやリソースの活用など、独自の価値を提供することにより、社会課題の解決に挑戦しています。

  • 健康の増進

    世界の国々は、それぞれの健康課題を抱えています。
    先進国では、近代的な生活の中でも急速な少子高齢化・生活習慣病患者の増加などによる社会保障制度の持続性が問われ、経済格差による生活困窮のために十分な医療が受けられない方々がいます。また、新興国・開発途上国では、衛生環境の悪化による感染症の拡大、経済的理由で適切な治療が受けられないなど、深刻な問題を抱えています。あらゆる国あらゆる年齢の人々が健康的な生活を確保することは、誰もが願うことであり、将来のその国の発展へとつながります。当社グループは、お客さまの健康を第一に考え、生命保険を通じて、お客さまへ「健康」という安心をお届けしていきます。

  • 豊かな次世代
    社会の創造

    当社グループが目指す「豊かな次世代社会」とは、心身共に健康であり、緑豊かな生活環境のもと、誰もが必要な教育を受け、文化・芸術に親しむことができるなど、社会の成長基盤となるあらゆる面で「豊かさ」を共有できる社会です。
    生命保険は数十年という長きにわたってお客さまとつながりを持つことができる稀有な商品です。何世代にもわたって会社とお客さまが共に歩んでいくこともあります。当社グループは持続的な社会を創造し、さらに発展させていくために、子育て支援、次世代を担う子どもたちの育成支援などに取り組みます。

  • 環境の保全

    世界規模の課題である地球温暖化は、異常気象や自然災害など人々の生活に深刻な影響を与え、当社グループのビジネスにも大きな影響を及ぼします。
    当社グループは、環境保全の取組みとして省資源・省エネルギーを実行し、植林や緑化推進のための助成・顕彰を行っています。また環境に配慮した不動産投資を行うなど、多角的に環境保全に資する取組みを継続しています。

目標と進捗状況(社会・環境)

下記は第一生命保険株式会社の目標と進捗状況です。

取組指標 指標解説 2013年度 2014年度 2015年度 目標
ボランティア活動取組所属占率 所属員の50%以上(または50人以上)がボランティアに参加した所属割合<本社> 39.7% 50.0% 65.4% 2016年度
70%

具体的な活動

健康の増進 自治体との連携

日本は課題先進国と言われるほど多様な社会課題を抱えており、地域ごとの課題やその深刻度はさまざまです。
第一生命では、全国47都道府県の全てに約1,300の営業拠点と約4万名の生涯設計デザイナーを有している強みを活かして、各地域の課題解決に取り組んでいます。健康分野では、がん啓発等の協定を41道府県の自治体と締結し(2016年6月時点)、生涯設計デザイナーが、がん検診の受診率向上に向けた健康・医療情報などをお届けしています。
また、高齢者のみ世帯が急増する中、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう高齢者孤立化防止活動協定を締結し、生涯設計デザイナーが高齢世帯の異変に気づいた際に自治体と連携する体制を整えました。更に、認知症への理解を深めるため認知症サポーター養成講座を受講し、知識を習得した社員が認知症患者に対応する活動も実践しています。
そのほか、企業・従業員に対するワーク・ライフ・バランス推進や、振り込め詐欺の注意喚起活動など、幅広い分野で自治体との協働体制を築いています。北海道・山形県・神奈川県・三重県とは包括連携協定を締結し(2016年6月時点)、各地域のさまざまな課題に広く取り組んでいます。今後も、自治体と共に地域課題の解決に努めていきます。

ちばSSKプロジェクトカード(高齢者孤立化防止活動)
※SSK=しない(S)、させない(S)、孤立化!(K)
都道府県別がん情報チラシ(イメージ)

豊かな次世代 社会の創造 子育て支援への取組み

当社グループでは、保育所待機児童の受け皿拡大のため、2011年より自社保有不動産への保育所誘致に取り組んでいます。更に近年では、「小1・小4の壁」と言われる学童保育不足問題も深刻化しており、2016年より学童保育誘致にも取組みを拡げています。また、子どもたちに良質な保育が提供されることを目指し、第一生命財団では2013年より新設保育所などへの遊具などの購入費用の助成事業を行っています。そのほかにも、誘致・助成した施設での社員ボランティア活動による継続的な支援や、自社の女性活躍、ワーク・ライフ・バランス推進活動の成功例を全国に活かすべく自治体と協働支援を行うなど、当社グループが一体となって面での展開を図っています。
生命保険業にも影響を及ぼす少子化問題への当社グループの対策は、不動産賃貸収入などの事業収益の向上や少子化の歯止めに資するなど、本業と社会課題解決を両立させた取組みとなっています。今後も、当社グループが持つ、さまざまなリソースを総合的に活用し、より効果的な取組みを推進していきます。

  • 本取組みは生命保険業界では初の試み(第一生命調べ)
鎌倉第一生命ビル「うちゅう保育園かまくら」
施設での社員ボランティア活動の様子

健康の増進 専門医療機関とのネットワーク

がん予防セミナーの様子

第一生命では、病気についての正しい知識や予防法など幅広い医療情報をお客さまへ提供するため、各専門機関と保険業界トップクラスの情報ネットワークを構築しています。具体的には、3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)や認知症、その他の長寿医療における専門機関と連携することで、生涯設計デザイナーの営業活動・会社が主催する健康セミナー・ご契約者さま向けの相談サービスなどを通じて質の高い情報提供を行っています。今後も同社の活動を通じて、お客さまが健康に生活できるよう取組みを継続していきます。

豊かな次世代 社会の創造 社会貢献型債券への投資

第一生命は、ESG投融資の一環として社会貢献型債券への投資を行っています。2014年度の国際金融公社(IFC)発行の「インクルーシブ・ビジネス・ボンド※1」への投資(約1億米ドル)に続き、2015年7月には、ラテンアメリカ・カリブ海諸国で教育・雇用支援を通じて生産性向上と若年層の生活向上を目指す米州開発銀行(IDB)の理念に深く賛同し、同行が発行した「EYEボンド※2」の全額(約5,000万米ドル)を購入しました。また2015年12月には、欧州復興開発銀行(EBRD)が世界で初めて機関投資家向けに発行した「マイクロファイナンスボンド※3」を全額(約1億米ドル)購入しました。これらの社会貢献型債券への投資を通じて、国際開発金融機関の取組みを金融面からサポートすることに、機関投資家として大きな社会的意義を見出しています。

インクルーシブ・ビジネス・ボンドにより支援されるプロジェクトのイメージ
EYEボンドにより支援されるプロジェクトのイメージ
  • ※1
    インクルーシブ・ビジネスとは、世界の低所得者層を事業のバリューチェーンに組み込んだ経済的・社会的に持続可能かつ規模拡大が可能な事業モデルです。当該債券は世界で初めて機関投資家向けに発行されたものであり、調達資金はIFCが主導するインクルーシブ・ビジネス・プログラムへの融資に充てられます。
  • ※2
    EYEボンドにより調達された資金は、ラテンアメリカ・カリブ海地域の①Education:教育、②Youth:若年層支援、③Employment:雇用支援を目的としたEYEプロジェクト向けの融資に充てられます。
  • ※3
    マイクロファイナンスボンドにより調達された資金は、民間金融機関から十分な融資を受けることが難しい開発途上国の中小・零細企業に対する事業資金の投融資に充てられます。

健康の増進 InsTechへの取組み

当社グループでは保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する取組みを“InsTech”(インステック)と銘打ち、最優先の戦略課題としてグループ全体で推進しています。その一環として第一生命が持つ約1,000万人のお客さま情報を含む医療ビッグデータ等の解析などを行い、更なるリスク細分化型の商品や、ご加入者さまの健康増進の取組みの促進につながり、健康寿命の延伸に貢献できるような新たな商品の開発を進めています。
ネオファースト生命では、この取組みの第一弾として、2015年8月に健康増進の要素のひとつでもある禁煙サポートにつながることを願い「非喫煙者割引」特約を開発しました。2016年3月には第二弾として、持病がある方の健康状態の改善や維持につながり、多くのお客さまの健康寿命の延伸に役立つことを願い「健康割引」特約を開発しました。また同時期に、ご契約者さま向けの健康増進サービスとして、レシピサイト「タニタの社員食堂」6カ月無料利用特典の提供や、給付金のお支払いに関するサービスとして「入院費用前払いサービス」など、お客さまの健康増進の取組みを促進し、健康寿命の延伸につながる新たなサービスを開始しました。
今後も、“InsTech”取組みを推進することにより、社会やお客さまの健康維持・増進にお役に立てるような商品やサービスの開発に努めていきます。

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健康の増進 豊かな次世代 社会の創造 ベトナム農村部への支援

橋の建設現場

第一生命ベトナムは、2014年から、農村地域にコンクリート製の橋を建設する「ブリッジ・ビルディング・プロジェクト ~Million Bricks For a Happy Life~」に取り組んでいます。ベトナム農村部には木製の簡易的な橋が多く、雨季の増水の際は、橋の脆弱性のみならず、橋を渡る人々の安全が危惧されていました。本活動では、計10省で約2万名の住民の生活向上に貢献しています。また寄付活動に留まらず、300名以上のスタッフ・個人代理人が実際に橋の建設にボランティアとして参加しています。こうした取組みが評価され、2015年に「CSR賞 *」を受賞しています(同賞の受賞は2度目)。

  • *
    シンガポールに本拠を置くアジア保険業界専門誌Asia Insurance Review社が毎年主催するアジア保険業界最大のコンテストAsia Insurance Industry Awardsにて、生損保含めた保険会社の中で唯一Corporate Social Responsibility Awardを受賞。

豊かな次世代 社会の創造 インド国内の教育支援

学用品贈呈の様子

スター・ユニオン・第一ライフは、インドの次世代社会発展のため積極的に取組んでいます。2015年度は、モウプリ村、ボレガオン村の学校に対し、学校施設の修復、備品の供給、給水設備やコンピュータールームの設置を実施したほか、生徒たちへの学用品の贈呈を行いました。その他にも、同社ではインド国内の学生に対する年間学費支援や、幼稚園・小学校への絵本寄贈などの教育支援も実施しています。

環境 環境に配慮した不動産投資

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環境 マングローブ植林(インドネシア)

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美術・音楽・スポーツへの取組み

美術

音楽

スポーツ

基本的な考え方

第一生命グループは、社会の一員として地球環境保護および循環型社会の構築を企業の社会的な責任と捉え、「グループ環境取組方針」に基づき、グループ一丸となって環境保護・保全と環境負荷低減に取り組んでいます。また環境問題は、人々の健康とも関係があり、当社グループの中核事業である生命保険事業との親和性が高いと考えます。社会・経済の発展と地球環境との調和を目指し、持続可能な社会の実現に寄与するため、当社グループはグローバル保険グループとして、地球環境に関する取組みを今後も推進していきます。

グループ環境取組方針

基本的な考え方
第一生命グループは、社会の一員として各地域の環境保全・地球環境保護および循環型社会の構築を企業の社会的な責任と捉え、日常的かつ継続的に以下の行動指針に沿って環境保全に取り組むとともに、継続的に取組みを改善し、社会の持続可能な発展に貢献します。
行動指針
1 事業活動における環境配慮行動
事業活動において、環境保全に関する諸法規等を遵守し、常に環境への影響に配慮した行動を行うよう努めます。
2 事業活動に伴う環境負荷の低減
事業活動に伴う資源・エネルギーの消費や廃棄物等の排出について、省資源、省エネルギー、資源のリサイクルを推進し、環境負荷の低減に努めます。
3 環境啓発活動の推進
役員・従業員の環境問題に対する意識の向上をはかるとともに、環境保全活動への助成・支援をはじめとした環境啓発活動に努めます。

目標と進捗状況

下記は第一生命保険株式会社の目標と進捗状況です。

取組指標 指標解説 2014年度 2015年度 2016年度 目標
CO2排出量 当社投資用物件・営業用物件・厚生用物件の総排出量※1 141,000
t-CO2
137,500
t-CO2
136,800
t-CO2
2017年度
154,560
t-CO2※2
電気使用量 当社投資用物件・営業用物件・厚生用物件の総使用量 267,088
千kWh
259,414
千kWh
259,392
千kWh
2017年度
302,588
千kWh※2
紙総使用量 全社での紙総使用量(OA用紙、パンフレット、保障設計書など) 6,509t 6,291t 6,726t 2017年度
6,388t※2
  • ※1
    エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)第7条第3項の規定に基づき算出。各年度の排出量は2009年度係数を適用しています。
  • ※2
    2015-2017環境中期取組計画の目標値。なお、CO2排出量および電気使用量ともに超過達成していますが、一層の削減に向け継続的に取組みを推進しています。

具体的な活動

CO2削減への取組み

第一生命グループは、地球温暖化防止に向けて、事業所活動に伴うエネルギー使用量の削減など、温暖化ガス排出量の削減に取り組んでいます。第一生命では、照明や空調など社屋設備の徹底した合理的運用を中心に、クールビズ運営などによる省エネ取組みの全社展開を継続しています。新築物件や設備更新を行う物件へのLEDや高効率空調設備・蓄熱設備など省エネ効果の高い機器、環境負荷低減に資する設備への切替を推進しています。

物流に関わる削減の取組み

第一生命では、約款やマニュアル、お客さま宛通知物などの帳票類を日常的に全国の事業所間を配送させる物流において、消費エネルギーおよびコストの両面から検討し、冊子類の軽量化および社内物流の運用見直しや荷物集積所の分離などの取組みを実施しています。

再生可能エネルギーの利用

第一生命新大井事業所

一部の事業所や投資用不動産では太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。

第三者検証の取得

温室効果ガス排出量検証報告書 モーダルダイアログで開く

当社グループは、CO2排出量実績の信頼性向上のため、2016年度の直接的なCO2排出量(スコープ1)とエネルギー起源の間接的なCO2排出量(スコープ2)について、一般財団法人日本品質保証機構による第三者保証を受けています。

紙使用量削減への取組み

当社グループは、事業活動において紙をはじめとした資源を多く使用しています。そのため、会社全体から社員一人ひとりまでのさまざまなレベルで、紙使用量の削減・再生紙使用率の向上・事務消耗品などのグリーン購入の推進・廃棄物リサイクルなどを推進し、省資源に取り組んでいます。また、社内会議でのプロジェクター活用、配布資料削減に加え、両面コピー・2in1印刷の徹底といった全社員の自律的削減取組や事務プロセスにおける文書の電子化など全社的にOA用紙・コピー用紙の削減取組を強化しています。

お客さま向け各種帳票の見直し

(左)ご契約のしおり-約款DVD(右)DL Padによる手続き

第一生命では、ご加入手続きの電子化やパンフレットなどの各種お客さま向け印刷物・社内帳票の種類削減などにより、紙使用量の削減に取り組んでいます。

環境に配慮した不動産投資

東京スクエアガーデン(東京都中央区)
緑化空間「京橋の丘」

全国に284棟(2017年3月末時点)の投資用不動産を所有している第一生命では、建物のハード・ソフト面の両観点から省エネに取り組んでいます。ハード面においては、新築・改修・建替えに際し、高効率機器の導入により環境性能の向上を図るとともに、建物の緑化にも努めています。また、日常の管理運営によるソフト面においても、(株)第一ビルディングをはじめとする管理会社と連携のうえ継続的な改善を実施し、省エネ効果を上げています。

マングローブ植林(インドネシア)

植林風景

第一生命とパニン・第一生命は環境維持を目的として、マングローブの苗木の植樹を行いました。また、植林活動を行う団体のスポンサーになるなど、自然環境保護活動にも力を入れています。

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