第一生命ホールディングス

社長メッセージ

2018年4月2日
第一生命ホールディングス株式会社
代表取締役社長 稲垣 精二

安心の最高峰を、地域へ、世界へ

第一生命グループが長い歴史のなかで培ってきた、お客さまや社会にとっての「最良」の追求。それはグループミッション「一生涯のパートナー」として受け継がれ、事業領域が世界に拡大した今も脈々と息づいています。こうした理念を貫くことを可能にしたのは、「変革への飽くなき挑戦」です。日本初の相互会社としての第一生命の創業以来、私たちは時代の変化に応じて常にお客さまや社会に選ばれ続けるための変革を続け、海外各国への事業展開や、国内でのマルチブランド化等にいち早く着手してきたほか、株式会社化や持株会社体制への移行等を経て、経営体制を強化してきました。そして現在では、世界7カ国で9ブランドの生命保険会社と、日米欧の3地域でアセットマネジメント事業を展開する、強固な事業基盤と多様性を兼ね備えたグローバルなグループに成長しました。
「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」―――。事業展開する全ての国、全ての地域・社会において、お客さま一人ひとりの最もお役に立つ「安心」をいつまでも提供できる保険グループを目指し、私たちは「変革への挑戦」を続けていきます。

稲垣 精二

変化の激しい時代にこそ発揮される第一生命グループの強み

科学技術の進歩によって、世界は複雑かつ急激に変化しています。その結果、「CtoB(Consumer to Business)」という言葉に象徴されるように、多様な価値観を持ったお客さまが企業行動をリードし、その期待に応えられない企業は成長できない時代が到来したと言われています。さらに、国境や業種をこえるビジネスプレーヤーの台頭などにより、あらゆる分野でビジネスモデルそのものが変革を迫られています。
このような時代だからこそ、当社グループはこの事業環境を脅威と捉えるのではなくチャンスと捉え、環境変化を活用した更なる成長ができると確信しています。
それは、これまで確立してきたブランド力や事業基盤といった従来からの強みだけでなく、私たちのグループ各社が各国で展開している多種多様なビジネスラインや、多才で経験豊富な人財の存在が、これからの時代における何より大きな強みになると考えるからです。
各国市場で発揮される卓越した強みの数々、各社の優れた経営陣や従業員による独創的な事業運営、それらの多様性がもたらす多くのシナジーの活用等によって、私たちは柔軟かつ強靭なグループの運営を更に高度化し、変化を成長のエネルギーに変えて前進していきます。

新中期経営計画「CONNECT 2020」のスタート

当社グループは、これまで進めてきた事業基盤の拡大・分散から、今後は日本の生保グループのフロントランナーとして、確立してきた事業基盤を活かしてさらなる収益力の強化に取り組む新たな成長フェーズへと移行します。
そのスタートと位置づけるのが、2018年度からの新たな中期経営計画『CONNECT 2020』です。
『CONNECT 2020』ではその名にあるとおり、「お客さまや社会とのつながり強化」、「グループ各社の連帯」、「外部のビジネスパートナーとの積極的な協働」などを通じて当社グループの「CONNECTの力」を最大限に高め、3つの成長エンジン(国内生命保険事業、海外生命保険事業、資産運用・アセットマネジメント事業)の強化と、将来を見据えたイノベーションの創出による競争力の向上に取り組んでいきます。

国内生命保険事業では、市場の成熟や多様化にあわせ、これまでの保険ビジネスの枠組みを超えた価値提供に挑戦していきます。具体的には、お客さま一人ひとりのQOL向上につながる国内の3ブランド各社の商品・サービスを、最適なチャネルを通じて提供する体制を強化します。特に健康増進への貢献という観点では、新商品・新サービスの投入により、保険の「基本的な機能(プロテクション)」から「予防・リスク逓減(プリベンション)」へと私たちの提供価値を大きく高めます。さらに、地域・社会との連携・協働や、外部のビジネスパートナーとの柔軟な連携なども活用し、お客さまのQOL向上や地域・社会の課題解決への貢献をあらゆる形で進めていきます。このように、私たちは生命保険事業そのものを通じてより多くのお客さまや社会に貢献し、より一層のご支持を頂くことによって、当社グループの国内市場でのプレゼンスを更に高めていきたいと考えています。

海外生命保険事業では、引き続き収益構造の分散化を進め、将来にわたる事業基盤の強化を図ります。米国・豪州では利益の拡大、新興国市場では高い成長を実現するために、各社のオーガニック成長に繋がる投資や新たなチャネルの開拓、さらにはグループ各国間の連携・シナジーの創出にも積極的に取り組んでいきます。また、アジアの人々の生活の安定に保険普及を通じて貢献していくために、カンボジアでの開業準備にも着手しており、躍進中の第一生命ベトナムのノウハウ等を活用しながら、メコン地域への事業展開を他社に先駆けて進めていきます。

世界的な成長分野であるアセットマネジメント事業では、資産形成ニーズの高まりを受けた今後のさらなる市場成長を見越し、アセットマネジメントOneとジャナス・ヘンダーソンの2社による日・米・欧をカバーするグローバル3極体制を整え、グループへの収益貢献を着実に拡大させると共に、グループ内の生命保険会社も交えたシナジーの創出も強化します。

イノベーション創出に向けた取組みである「InsTech」では、先端技術の活用によるお客さまの利便性や、業務の生産性向上への効果を本格的に発現させるフェーズに入りました。雇用環境が逼迫するなか、当社はデジタル化やロボティクス活用による生産性向上で必要な人財を確保し、業務を大幅に成長分野へとシフトさせていきます。また、当社グループが保有するビッグデータ等の分析を更に高度化し、既に成果が表れている生命保険の引受範囲拡大を更に進めていくほか、これまでの常識に捉われない新たな発想に基づく新規ビジネスの創出についても、ラボ組織の設立や、異業種・大学などを含めた社外のパートナーとの幅広いエコシステムの形成などを通じて加速させていきます。

稲垣 精二

最後に

私たちは引き続きグループ態勢をさらに強化しつつ、中長期的視点に立った各種戦略を実行し、この先の変化の時代を逞しく「真っ先に、真っ直ぐに」進んでいきます。今後とも第一生命グループに対し、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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