第一生命ホールディングス

社長メッセージ

2017年8月28日
第一生命ホールディングス株式会社
代表取締役社長 稲垣 精二

安心の最高峰を、地域へ、世界へ

第一生命グループが長い歴史のなかで培ってきた、お客さまや社会にとっての「最良」の追求。それはグループミッション「一生涯のパートナー」として受け継がれ、事業領域が世界に拡大した今も脈々と息づいています。これを可能にしてきたのは、先人たちによる変革への飽くなき挑戦でした。
2017年4月に当社の社長に就任した私の使命は、お客さま、社会の未来を創造するための「最良」の追求を受け継ぐとともに、さらなる変革をグループの経営陣とともにリードしていくことであると考えています。
当社グループは、2015年度からスタートした中期経営計画「D-Ambitious」より、中長期ビジョン「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」を掲げました。事業展開する全ての国、全ての地域社会において、「最良」すなわちお客さま一人ひとりの最もお役に立つ「安心」を提供できる保険会社でありたい。この思いを胸に、ビジョンの実現に向けたさまざまな挑戦にグループを挙げて取り組んでいきます。

稲垣 精二

3つの成長エンジンで上場来最高益を達成

中期経営計画「D-Ambitious」の2年目にあたる2016年度は、日本銀行のマイナス金利政策の導入による影響や、世界的な政治・経済の不透明感の増大など、厳しい環境が続きました。
しかし、第一生命グループがいち早く進めてきた事業分散・地域分散と適切なリスクコントロールが奏功し、3つの成長エンジン(国内生命保険事業、海外生命保険事業、資産運用・アセットマネジメント事業)は着実に成果を出し続け、成長戦略は歩みを止めることなく現在に至っています。
2016年度、当社グループは6期連続の増益となり、上場来最高益を達成しました。また株主還元の充実にも努め、4期連続の増配も実現しました。なお、計画策定当初からの大幅な環境変化を踏まえ、目標の一部を変更・修正しましたが、これは短期的な経済環境の変動に振らされることなく、中長期的視点に立って成長戦略を実行し、持続的な価値創造を行うための措置です。従って、第一生命グループの基本的な成長戦略は変わりません。総還元性向40%を目指す目標についても堅持します。

今後の持続的成長に向けて

「変化活用力」の発揮
世界は複雑かつ急激に変化しており、科学技術の進歩もこれに拍車をかけています。その結果、「CtoB(Consumer to Business)」という言葉に象徴されるように、多様な価値観を持ったお客さまが企業行動をリードし、期待に応えられない企業は成長できない時代が到来したと言われています。
このような時代だからこそ、私たちの強みである変化対応力を進化させ、時代を先読みし、変化をむしろ活用していく「変化活用力」の発揮に挑戦します。強い信念で「真っ先に」変革を実行し、徹底したお客さま本位の姿勢で、そのニーズに「真っ直ぐ」に向き合う。この「変化活用力」によってさらなる成長を実現したいと考えています。

さらなる価値創造とグループシナジーの追求
「変化活用力」の発揮は、3つの成長エンジンを構成する各事業の強化や、生命保険事業独自の新たなイノベーション創出に向けた取組みである「InsTech」においてグループの総力を結集して行っていきます。
国内生命保険事業では、お客さまニーズのさらなる多様化、高度化を見越し、3ブランド各社にて営業職チャネルの育成強化や、代理店チャネルの拡充、競争力のある商品・サービスの開発などに取り組みます。また、ビッグデータ解析などを活用した効率的な活動や高度なコンサルティング力による生産性向上、「健康」を軸とした新たな付加価値提供による競争力強化にもいち早く取り組みます。
海外生命保険事業では、米国・豪州での利益拡大に向け、オーガニック成長に繋がる投資や新たなチャネルの開拓に取り組みます。またアジア各国でのさらなる成長を目指すとともに、今後の有望市場であるメコン地域への事業展開についても他社に先駆けて検討を進めていきます。
世界的な成長分野であるアセットマネジメント事業では今後のさらなる市場成長を見越し、アセットマネジメントOneとジャナス・ヘンダーソンによる日・米・欧をカバーするグローバル3極体制を整えました。各社の市場補完とシナジー発揮により、高い収益成長を目指していきます。
加えて「InsTech」では、将来さらに多様化するであろうお客さまの「安心」に対応するため、当社グループが保有する膨大なお客さまデータに、社外データなどを組み合わせ、商品・サービス分野での新たな価値提供にいち早く挑戦していきます。
「変化活用力」の発揮にあたっては、持株会社体制に移行したメリットも大いに活かします。柔軟な経営資源配分やグループ会社での迅速な意思決定に加え、多様で才能豊かなグループ各社の人財による交流とベストプラクティス共有によって生み出される価値創造シナジーの活用による成長も追求していきます。

稲垣 精二

最後に

私たちは引き続きグループ態勢をさらに強化しつつ、中長期的視点に立った各種戦略を実行し、この先の変化の時代を逞しく「真っ先に、真っ直ぐに」進んでいきます。今後とも第一生命グループに対し、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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